オスの精子が奇形だらけ
春めいてきました。日本列島では桜が咲き始めています。
暖かい陽気な今日この頃、皆様はいかがおすごしでしょうか。
野生の動物にとって、春は発情し交尾をするのに一番ふさわしい季節です。
そのため、この時期にはメスも発情しやすいですし、オスもメスとやる気まんまんです。
ですが、このオスが最近はめっきり調子が悪くなっています。
人工授精をする際は、メスとの受精前に必ずオスの精子を顕微鏡で除きます。
オタマジャクシが元気に泳いでいる姿を確認するのです。
このオタマジャクシが奇形だったり、元気がなかったりすると、卵子まで届かないため無事に受精できなかったり、子豚が奇形になったりします。
そのため、確認して奇形が多かったり死んだ精子が多かったら、考える間もなく廃棄します。
そして新しい精子を取り直すのです。
養豚日記 二年目社員の奮闘記