養豚場で働くといふこと

養豚場の作業員である著者の日記です。養豚場に転職したい人や就職を考えている人に参考になればいいなと思って一生懸命更新しますね。

あらためて、反省・・・。

人工授精用に精子を採取するとき、オスを疑似台にのせます。

なれているオスはいいのですが、成熟していないオスをのせるのは大変です。

この大変な作業を調教と読んでいます。

調教は半年までに済ませるのが一般的ですが、諸事情で半年を過ぎる場合もあります。
(環境の変化で体調が悪いなど・・・。)

その際、まずは以下の方法を試します


1 疑似台のある個室にオスを移動させて、まず載せてみる

2 疑似台近くでメスの臭いを嗅がせてみる

3 オスの部屋に疑似台をもってくる

4 オスの部屋に疑似台とメスを持ってきて、メスに乗りかかったタイミングで
  疑似台に載せ替える。

さまざまな工夫をしても乗らないことがあります。

今日は、先輩がすごい技をやっていたので共有します。


「他のオスが疑似台に乗っているところを見せる」(疑似台に乗らないオスの隣の部屋で、)

オスが疑似台に乗っている間はとても長いです。オスは、別のオスが疑似台に乗っていると

「負けた!!くやしい!」

と思います。この状態で、乗らなかったオスの部屋に疑似台をもってくるとすんなり乗りました。

これにはあっぱれでした。

 もうこの豚は疑似台に乗らないやと諦めていたこともあって、私はとても反省しました。


今日のまとめ

工夫や知恵は、あきらめると、出てこない。