子豚の価格も高騰
6月4日現在、豚価が1キロ560円から600円で取引されている。(卸売)
昨年や一昨年はどうだろうか。
JACCネットでは、年度別の卸売価格をみることができる。
キロ当たり 東京 上
2013年6月 496円
2014年6月 666円
2015年6月 572円
専門家はこの価格を年度別で比較して、どう判断するのだろうか。
PEDが全国で出だしたのは、2013年秋頃(11月~2014年4月)から。
ひと月ほど生まれる子豚が全滅する農場もあった。
そのため、6~7ヶ月後である、2014年6月は価格が2013年に比べて
170円も高騰している。
2015年は、PEDの影響は落ち着いたものの、豚の頭数が全国的に足らない
状況が続いているため、2013年に比べても100円以上高い。
そのため、肥育農場などから、子豚を欲しがる声も多く、子豚の価格も高騰している。例年の2倍の迫る勢いだ。
養豚家は「このまま高い豚価が続けば・・・」と考えているが、この間に
次の一手を打たない養豚家が多いのも事実だ。
自社でブランド化をしたり、エンドユーザーに直販を試みている養豚家はまだましだ。
屠場へ出荷することしか脳がない養豚家はいずれ、廃業に追いやられるだろう。
また、商売のノウハウもない自治体にせかされてブランド化に便乗するなど
もってのほかだ。