PEDについて
この時期になると、昨年被害にあったPEDが怖いです。
流行性の下痢。(下痢というレベルを超えています。)滝のように
肛門から液体のフンがでます。
写真は子豚です。母豚はもっとでかくて激しい滝模様です(すみません、天気予報に解説みたいで・・・)
PEDにかかると、豚が豚でなくなります。
「エサを食べなくなる」
「元気がなくなる」
「寝てばかり」(これはいつものことか)
「産後3日以内の豚は免疫がないため100%死ぬ」
↑
これは体験談です。
母豚が抗体がないため、子豚が初乳を呑んでもPEDという病気の免疫がつくられません。全部死ぬ。悲劇です。
保健所や種豚メーカーなどの獣医は表立って馴致を勧めませんが
「母豚への馴致はすべき」
です。
早く母豚に抗体を持ってもらうことで、子豚に免疫を持たせるのです。
1週間以内に、全母豚が下痢をして、1ヶ月~1ヶ月半で子豚は死ななくなります。
農場によっては、この対応が早いところは被害が少なかったようです。
養豚界という雑誌や各種新聞にPEDに関する特集は組まれていますが、馴致については、あまり細かく記載されていません。
これが不思議でなりません。
養豚日記 二年目社員の奮闘記
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